長野県諏訪市のエイアイジー・スター生命保険（株）さん

長谷 裕代 アチーブメント出版
価格:￥ 1,575
【抜粋より)】
はじめに 　以前読んだ小説にこんな話が書いてありました。　貧乏な小説家がある女性に恋をします。そして、中身はまだ買えないけれど、いつか必ずダイヤモンドを買って入れてあげると、空箱を渡して結婚を申し込みます。空の箱を受け取った女性は、箱を開け「はめて、すごい、光っているわ」と言います。　私は、相手が望むことを読み取るその女性の心に感動し、涙を流しました。　自分と家族のことばかり考えて生きてきた私は、保険営業という仕事に出会い、「相手の望むことを読み取る」大切さを学びました。　相手の望むことを読み取るというのは、相手がしてほしいと思っていることをこちらがしてあげるということです。それを自分の喜びとすることができる。それが、私が仕事を通して得た最大の宝物です。　　人は誰もが辛いこと、悲しいこと、うれしいこと、楽しいことを何度も繰り返しながら生きています。そして、辛いこと、悲しいことを癒してくれるのも人なら、うれしいこと、楽しいことをさらにふくらましてくれるのも人です。もう立ち上がることもできないと思い嘆く苦境のときにそばに人がいてくれなければ、まばゆいほどの歓喜の絶頂感に包まれたときに、かたわらにともに喜んでくれる人がいなければ、人生はどんなに味気ないものになってしまうでしょう。　私も多くの人々に支えられ、生きてきました。人には“自我”というものがあります。何よりも自分が幸せになりたい、自分が成功したい、充実した人生を送りたいと思うのは当然のことです。でも、「自分だけが」という考え方をしている限り、幸せも、成功もつかむことはできません。人とともに生きていれば、気がつけばひと独りということは、決してありません。　私は、胸に溢れるほどの英気を与えてくださるお客様、お友だち、会社の先輩や同僚たちとの出会いに魅せられて生きてきました。保険の営業という天職に巡りあえたのも、人に魅せられた人生が与えてくれたものだと考えています。　そんな気持ちを、私は『人に魅せられて　セールスの達人〔世界一への道〕』(アチーブメント出版)という本に込めて書かせていただきました。そして、八年が経ち、今回もアチーブメント株式会社の青木仁志氏のお勧めによって、私の二冊目の本が生まれました。　　前著では、営業という仕事の素晴らしさと奥深さを、多くの方々のお力をお借りして綴らせていただきました。 　私がアリ